時間は最大の経営資源。現役金融マンが実践する、投資対効果(ROI)の高い時間管理術

重要度・緊急度マトリクスの解説。時間は最大の経営資源であることを伝えるアイキャッチ画像。

こんにちは。Office LOTUS 代表の渥美です。
私は現役の金融機関職員として金融業務に従事する傍ら、「副業中小企業診断士」として企業の伴走支援を行っています。

金融機関の一人の職員として、あるいは副業事業主の代表としてもそうですが、
ビジネスにおいて「時間は金なり」と言われることがままありますが、

私は時間こそが最大の価値のあるものだと考えています。

なぜなら、お金は融資や営業努力で増やすことができますが、
時間は誰にとっても一日24時間、決して増やすことのできない「有限かつ最大の経営資源」だからです。

日々、現役の金融マンとして企業の財務やキャッシュフローに向き合い、
そして、副業診断士としてDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する中で痛感するのは、
「成果が出るかどうかは、能力の差ではなく、リソース(時間)の投資先の差である」という事実です。

以前の記事で解説した「目的と目標」「空・雨・傘」の思考法を使い、進むべき方向が決まっても、日々のタスクに追われて動けない……。そんな悩みを解決するために、「真の優先順位付け」を解説します。

優先順位を整理する際、最も有名なフレームワークが「重要度・緊急度マトリクス」です。
すべてのタスクを以下の4つの領域に分類しますが、金融的な視点でこれらを「投資先」として捉え直してみましょう。

  • 第1領域:緊急かつ重要(「火急の支払い」)
    トラブル対応、期限直前の業務。避けては通れないが、ここに追われ続けると「倒産(パンク)」します。
  • 第2領域:緊急ではないが重要(「将来への投資」)
    戦略立案、スキルアップ、仕組み化、健康管理。即座に現金(成果)は生みませんが、将来の利益を倍増させる領域です。
  • 第3領域:緊急だが重要ではない(「浪費・不良債権」)
    重要度の低い会議、過剰な報告書。他人の時間を生きている状態で、最も削るべきコストです。
  • 第4領域:緊急でも重要でもない(「使途不明金」)
    目的のないSNSのながら見など。リソースの垂れ流しです。

多くのビジネスパーソンが「忙しいのに成果が出ない」のは、
第3領域(雑務)を第1領域(重要事項)だと勘違いし、
第2領域(投資)を後回しにしているからです。

経営の世界で、借金の返済(第1領域)だけに追われ、
設備投資や研究開発(第2領域)を怠る企業に未来がないのと同じです。

「成果を出す人」は、意識的に第2領域の時間を「損切り(カット)」せず、死守しています。

例えば、「マニュアル作成」という第2領域に1時間を投じることは、
将来発生する「5時間の教育・修正対応」という負債を完済することに等しいのです。

優先順位を「自分の手」に取り戻し、ROI(投資対効果)を最大化するためのステップです。

ステップ1:「重要度」を財務目標(ゴール)に紐づける

そのタスクは、以前の記事で定めた「目的」に直結していますか?「なんとなく必要そう」という理由でリソースを投じるのは、無計画な融資と同じです。自分のゴールに寄与しないものは「重要ではない」と断定する勇気を持ってください。

ステップ2:第3領域を「DX」で自動化する

診断士としてDXを推進する際、私はよく「その作業は、人間がやるべき付加価値を生んでいますか?」と問いかけます。第3領域(ルーチンワークや転記作業)は、ITツールやシステムで自動化・仕組み化すべき対象です。これは「時間の損切り」であり、最も効率の良い経営判断です。

ステップ3:カレンダーに「投資枠」を予約する

第2領域は緊急性がないため、放っておけば他人の予定(第3領域)に侵食されます。1日の始まりに、あらかじめ「第2領域のための1時間」をカレンダーにブロックしてください。これは、自分自身の未来に対する「積立投資」です。

4. DXの本質は「余白」の創出にある

DX(デジタル化)の真の目的は、便利な道具を入れることではありません。テクノロジーによって「第3領域」の時間を削り、生まれた「余白」を「第2領域」へと転換することにあります。

浮いた時間で顧客と対話し、新しいビジネスモデルを構想する。この「人間にしかできない投資活動」にリソースを集中させてこそ、企業も個人も持続的な成長が可能になります。ITは、あなたの時間を「奪うもの」ではなく、「取り戻すための武器」なのです。

現役の金融マンとして断言できるのは、時間の使い方はその人の「生き方」そのものであるということです。

「忙しい」という言葉で思考停止せず、自分のリソースがどこに消えているのかを一度、棚卸ししてみてください。もし、何から手をつけていいか迷った時は、立ち戻って「問題と課題」を整理することから始めましょう。

あなたの時間は、あなたの未来という資産を作るための「資本」なのですから。

いかがでしたでしょうか?
今回は、「時は金なり」。忙しいビジネスパーソンのための時間管理術についてご紹介しました。
是非参考にされてください。

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