【決定版】金融機関はここを見る!No!とは言えない?融資を引き出す「経営改善計画書」3つのポイント

はじめまして。Office LOTUS 代表の渥美です。
私は現役の金融機関職員として金融業務に従事する傍ら、「副業中小企業診断士」として企業の伴走支援を行っています。
今回のテーマは、「経営改善計画書」です。
「金融機関に融資の相談をしたいが、どうすれば融資審査が通るのだろうか……」
「数字ばかりの書類を作っても、本当にこちらの熱意や実情は伝わるのだろうか?」
資金調達を考える経営者にとって、経営改善計画書の作成は非常に高いハードルに感じられるかもしれません。
実は、審査の向こう側にいる金融機関の担当者は、単に「売上が上がるかどうか」を見ているわけではありません。
そこには、プロだからこそ重視する「評価の視点」が明確に存在します。
この記事では、金融機関の「本音」とコンサルタントの「技術」の両面から、融資を引き出すために絶対に外せない3つのポイントを徹底解説します。この記事を読み終える頃には、あなたの計画書が「ただの書類」から「強力な武器」に変わっているはずです。
目次
「実態」というスタートラインを誠実に示す
金融機関の担当者が計画書を開いて、まず最初に行うのは「現在の経営状態の確認」です。決算書に現れない「真実の姿」を把握しようとします。
- 資産の「磨き上げ」: 回収の見込みがない売掛金や、眠ったままの在庫はないか。
- 実質的な体力: 役員借入金など、数字上は負債でも実質は「自己資本」とみなせる項目を正しく説明できているか。
ここで重要なのは、「悪い情報を隠さないこと」です。
問題点を正直にさらけ出し、「だからこそ改善が必要なのだ」と繋げる構成こそが、金融機関からの深い信頼に繋がります。
精神論ではない「論理的な成長シナリオ」を描く
「営業を強化して売上10%アップを目指す」という記述をよく見かけますが、
金融機関にとってこれは計画ではなく「願望」に映ります。
必要なのは、「なぜ、その数字が達成可能なのか?」という具体的な根拠です。
- ターゲットの明確化: どの市場の、どんな顧客を狙うのか。
- 施策の解像度: 訪問数を増やすのか、それともWebサイトを武器にするのか。
ここで、私の専門である「ウェブ解析士」の知見を活かすなら、デジタルデータの活用は最強の根拠になります。
「なんとなく広告を出す」のではなく、
「現在のWebサイトの離脱ポイントを特定し、そこを改善することで成約率を○%向上させ、結果として売上を○円上積みする」
といったデータに基づいたストーリーこそが、融資審査の場面で圧倒的な説得力を持ちます。
「キャッシュフロー」という出口戦略を明確にする
金融機関が最後にチェックし、最も重視するのは「結局、いつ、いくら返せるのか?」という点です。
損益計算書の「利益」以上に、手元の「現金(キャッシュ)」の動きにこだわってください。
- 返済財源の公式: 「利益 + 減価償却費」の範囲内で、無理なく返済できる設計か。
- 安全余裕度: 万が一、計画が8割の達成に留まっても資金がショートしないか。
「どんぶり勘定」の経営から脱却し、月次単位で資金繰りを管理できている姿勢を示すだけで、金融機関側の安心感は飛躍的に高まります。
あわせて読みたい:経営の基本「管理会計」のススメ 金融機関が納得する計画を作るには、まず自社の数字を正しく把握することが不可欠です。「どんぶり勘定」から脱却するための具体的なステップについては、以下の記事で詳しく解説しています。【内部リンク】中小企業のための「管理会計」入門はこちら
計画書は金融機関との「最高の対話ツール」(まとめ)
経営改善計画書は、単なる審査のための書類ではありません。自社の弱点を直視し、明るい未来を設計するための「経営の羅針盤」です。
- 実態を誠実に開示する
- データに基づいた論理的な戦略を立てる
- キャッシュフロー(返済可能性)を重視する
この三点を抑えることで、金融機関はあなたの会社にとって「一番のパートナー」へと変わります。
もし、「自分の計画書を金融機関の視点で添削してほしい」「もっと説得力を高めたい」とお悩みでしたら、お気軽に Office LOTUS へご相談ください。現役の金融機関職員であり、中小企業診断士である私が、貴社の「攻め」と「守り」の両面から全力でバックアップいたします。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は、金融機関との「対話ツール」ともいえる「経営改善計画書」について、その作成のポイントをお伝えしました。
具体的な作成の方法などにも今後触れていきたいと思います。
質問やコメントもどしどしお待ちしておりますので、↓こちら↓からお願いします。
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