【経営者必見】「目的」と「目標」の違い言えますか?成果を出す組織の決定的な差とは目的と目標の違い

ビジネスの現場でよく耳にする「目的」と「目標」という言葉。
皆さんは、この2つの違いを明確に説明できるでしょうか?

以前、当ブログでは問題」と「課題」の違いについて解説しましたが、
今回の「目的」と「目標」も、混同したまま使っていると組織の成長を止めてしまう危険なキーワードです。

今回は、普段多くの経営者様と対話をしているコンサルタントの視点から、
この2つの違いと、成果を出すための正しい使い分けについて解説します。

結論から言うと、この2つの関係性は以下のようになります。

  • 目的(Objective):成し遂げたい内容、到達点(最終ゴール)
  • 目標(Goal):目的を達成するための具体的な指標、通過点(マイルストーン)

もっと噛み砕いて言うなら、「目的は抽象的」であり、「目標は具体的」なものです。

よくある例え話

  • 目的: 健康的で引き締まった体を手に入れる
  • 目標: 毎日30分ジョギングをする、体重を5kg落とす

このように、「目標」は「目的」を達成するための手段であり、数値化できるものが適しています。

私が金融機関やコンサルティングの現場で見てきた中で、うまくいっていない組織にはある共通点があります。

それは、「目標(数値)」だけを追いかけて、「目的(ビジョン)」を見失っていることです。

例えば、「今期の売上1億円!」という目標だけを掲げている会社があったとします。
従業員に対して「とにかく1億売れ!」と数字だけを押し付けても、
やらされている感しか生まれず、組織は疲弊します。

最悪の場合、
売上のために不正に手を染めたり、
顧客を騙したりするような本末転倒な事態になりかねません。

一方で、成長し続ける強い組織は、必ず目的から逆算しています。

  1. 目的: 地域の人々の生活を豊かにし、感謝される企業になる
  2. 目標: そのために、今年は100社の困りごとを解決する(結果として売上1億円になる)

この順番であれば、従業員は「何のために頑張るのか」が明確になり、自発的に動けるようになります。

成果を出すためには、以下のステップで設定することをおすすめします。

  1. まず「目的」を定める
    • 「何のためにやるのか?」「最終的にどうなりたいのか?」を言語化します。ここは多少抽象的でも構いません。
  2. 次に「目標」を数値化する
    • その目的を達成するために、いつまでに、何を、どれくらいやるのか?(KPI設定)
    • 達成できたかどうかが客観的にわかる数字にします。
  • 目的は「的(まと)」であり、目指すべき最終ゴール(Why)
  • 目標は「標(しるべ)」であり、そこに至るための具体的な道しるべ(How much/When)

もし、皆さんの会社やチームで「最近モチベーションが上がらないな」と感じることがあれば、一度「数値目標」の議論を止めて、「そもそも我々の目的は何だったっけ?」と立ち返ってみてください。 そこには必ず、現状を打破するヒントがあるはずです。

Office LOTUSでは、こうした経営理念の策定から具体的な事業計画(数値目標)への落とし込みまで、一気通貫でご支援しております。壁打ち相手が必要な際は、ぜひお気軽にご相談ください。

世界を代表するマーケターであるピータードラッカーは、「顧客創造」が企業経営の最終目的である、と言いました。
また、スティーブジョブズ氏は、「世界を変えること」、稲盛和夫氏は「人を育てること」こそが経営の目的である、と言っています。

どうでしょう?いずれも最終的に目指したい状態、ありたい姿を目的として標榜しています。

目標の特徴と具体例

目的と目標の関係図解


いかがでしょうか?
漠然と目的と目標、という言葉もよく混同されやすい言葉です。
意味を正しく理解し、正しい用法で使い分けしましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

あつみ中小企業診断士事務所

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