【2026年最新版】プログラムの著作権|言語・アルゴリズムは対象外?ITパス・診断士試験の「罠」を実務視点で解説

そのソースコード、本当に「あなたのもの」ですか?
こんにちは。Office LOTUS 代表の渥美です。
私は現役の金融機関職員として金融業務に従事する傍ら、「副業中小企業診断士」として企業の伴走支援を行っています。
今回のブログのテーマは、「プログラムの著作権」です。

「一生懸命書いたプログラム、勝手に真似されたらどうしよう?」
「そもそも、PythonやJavaで書いたコードの権利はどこまで守られるの?」
ITパスポートや中小企業診断士の試験勉強をしていると、避けて通れないのが「プログラムの著作権」というテーマです。
実は、プログラムの著作権には「守られるもの」と「守られないもの」の明確な境界線があります。
ここを曖昧にしていると、試験で「ひっかけ問題」にハマるだけでなく、
実務でも思わぬ契約トラブルを招きかねません。
今回は、
中小企業診断士の視点から、試験に出る「3つの非保護対象」と、
実務で絶対に知っておくべき「職務著作」のルールを、実例を交えてスッキリ整理します。
目次
試験の急所:著作権で「守られない」3つの要素
プログラムは「著作物」として保護されますが、
すべてが対象になるわけではありません。
試験で最も狙われるのは、
以下の「著作権の対象外」として明記されている3点です。
ここを単なる「暗記」ではなく、法的な「理由(趣旨)」と一緒に理解していきましょう。
| 項目 | 具体例 | 守られない理由(試験の重要点) |
| プログラム言語 | Python, Java, C++, PHPなど | 道具(ことば)を独占させると、ITの発展が止まってしまうから |
| 規約(プロトコル) | TCP/IP, HTTP, データの形式など | つなげるための「約束事」は、全員が共通で使えないと困るから |
| 解法(アルゴリズム) | 並べ替えの手順、計算のロジック | **「アイデア」**そのものだから。著作権はあくまで「表現」を守るもの |
💡 実務に活きるワンポイント
「ソースコード(具体的な書き方)」は守られますが、「アルゴリズム(手順の考え方)」は守られません。
このアイデアと表現の区別は、診断士の経営法務でも「頻出」と言えるほど重要なポイントです。
「これ、誰の権利?」職務著作の5つの条件
会社員が仕事でプログラムを書いた場合、
その権利は「書いた本人」ではなく「会社」のものになります。
これを「職務著作」と呼びます。
試験では、以下の5つの条件をすべて満たしているかが問われます。
- 法人等の発意:会社が「これを作ろう」と企画した。
- 業務に従事する者が作成:その会社の従業員(または指揮下の人)が書いた。
- 職務として作成:担当業務の範囲内の作業である。
- 法人等の名義で公表:会社の名前で世の中に出す。
- 契約に別段の定めがない:契約書に「個人のものにする」といった特約がない。
⚠️ 受験生が注意すべき点:
「勤務時間外に自宅のPCで書いたから、自分の権利だ」という主張は、
それが「職務の一環」であれば認められにくいのが一般的です。
権利関係を明確にすることは、実務家としての第一歩と言えます。
著作権 vs 特許権:どちらで保護すべきか
「アルゴリズム(アイデア)は著作権で守られないなら、盗まれ放題なのか?」
ここで登場するのが、別の知的財産権である「特許権」です。
- 著作権:コードの「表現」を守る(手続き不要、書いた瞬間に発生)。
- 特許権:仕組みの「アイデア」を守る(特許庁への申請と審査が必要)。
実際のビジネス現場では、
この2つを組み合わせて技術を守ります。
ITパスポート試験でも、
この「保護範囲の違い」を整理しておくだけで、正答率がぐっと上がります。
実力確認!過去問チャレンジ
【問1:ITパスポートレベル】
著作権法において、プログラムの著作物に対する保護の対象となるものはどれか。
- ア:プログラミング言語(JavaやPythonなど)
- イ:通信規約(プロトコル)
- ウ:プログラムのアルゴリズム(解法)
- エ:作成されたソースコードそのもの
【正解】エ
【解説】
ア・イ・ウは法律で「対象外」とされています。
具体的な表現であるソースコードが著作物として認められます。
【問2:経営法務(診断士)レベル】
職務著作が成立する場合、そのプログラムの「著作者」は原則として誰になるか。
- ア:プログラムを実際に執筆した従業員
- イ:その従業員を雇用している法人
- ウ:従業員と法人の共有
- エ:プログラムの仕様を決定した上司
【正解】イ
【解説】
職務著作の要件を満たせば、法的に「法人(会社)」が著作者となります。
まとめ:今回のチェックポイント
- 言語・規約・解法は著作権の対象外!(=特許権の検討が必要)
- ソースコードは著作物として法的に保護される!
- 職務著作により、仕事で書いたコードは会社の権利になる!
ITの世界は、技術だけでなく「権利」の仕組みを知ることで、より深く、正しく理解できるようになります。
「さらに体系的に学びたい」「試験まで効率よく進めたい」という方は、
私が受験時に実際に活用し、今も手元に置いているこちらの学習テキストを参考にしてみてください。
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【ご利用にあたっての注意事項】
- 本記事の内容は、2026年1月時点の法令および解釈に基づいています。
- 著作権法は改正される可能性があるため、最新の状況は必ず文化庁公式サイト等をご確認ください。
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おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は、ITパスポートや経営情報システムの試験で頻出論点の一つ、情報セキュリティの三要素についてご紹介しました。
是非参考にされてください。
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