目的と目標の違い
意味を正しく理解して使えていますか?
「当社の目標は●●です」
「今回のプロジェクトの目標は何ですか?」
問題と課題という言葉、正しく使えていますか?
本日は、ビジネスシーンにおいて正しく理解して使い分けたい言葉、「問題と課題」という言葉の意味について解説します。
明日から使えるビジネス知識~目的と目標の違い~
目的とは?
目的とは、
- 企業やプロジェクトが最終的に目指す状態や成果
- 最終的に成し遂げようとする事柄や目指す到達点
- なぜ行うのかという、根本的な問いに対しての答え
- 企業のビジョンやミッションとも近い概念であり長期的な視点で捉えられるもの
=最終到達点・ゴール
これが「目的」です。いわゆる最終的に目指す所、ということですね。
名言から学ぶ、目的の事例
世界を代表するマーケターであるピータードラッカーは、「顧客創造」が企業経営の最終目的である、と言いました。
また、スティーブジョブズ氏は、「世界を変えること」、稲盛和夫氏は「人を育てること」こそが経営の目的である、と言っています。
どうでしょう?いずれも最終的に目指したい状態、ありたい姿を目的として標榜しています。
目標とは?
一方、目標は、目的を達成するために設定する具体的な行動、のことを指します。
短期的視点で数値化できる目標が「いい目標」とされます。
目標設定の一つの方法として、「SMARTの法則」というものがあります。
こちらについては、また別の機会で解説しようと思います。
目標の特徴と具体例
目的と目標の関係図解
目的と目標の違いを、登山の例に例えたのが上図です。
登山で最終的に目指すのは「登頂」なので、目的は「登頂」することです。
そのために、何日目にどこまで登るか、どこの登山口から登るのか、という短期的な視点にたった行動指針が「目標」です。
まとめ
いかがでしょうか?
漠然と目的と目標、という言葉もよく混同されやすい言葉です。
意味を正しく理解し、正しい用法で使い分けしましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
渥美中小企業診断士事務所
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