知って得するビジネスフレームワーク_PREP

PREP法で伝わるプレゼンをしよう!

こんにちは。Office LOTUS 渥美中小企業診断士代表の渥美です。
「ビジネスフレームワーク」の2回目となります。

はじめに

皆さんは、会議や取引先へのプレゼンで「自分の言いたいことがうまく伝わっているか?」と不安に感じたことはありませんか?
そんなあなたにおすすめなのが、PREP法です。

PREP法は、結論から話し始め、論理的に説明を加えることで、相手に分かりやすく自分の考えを伝えることができるビジネスフレームワークです。
今回は、PREP法の具体的な使い方やメリットについてご紹介します。


これを読めば、皆さんも「分かりやすい伝わるプレゼン」ができる人になれますので、是非最後までお読みください。

PREP(法)とは??


プレップ、と呼ばれることが多いです。
プレップも、論理的思考を助ける、いわゆる「ロジカルシンキング」のフレームワークの一つです。
前回ご紹介したMECEの具体的な「型」のイメージですね。

まだ、MECE編をご覧になられていない方は、そちらもご一読ください。

PREPは、
Point(結論)
Reason(理由)
Example(具体例)
Point(結論)
これらの頭文字をとったものです。
(MECEも同じでしたね。このように何かの頭文字をとった言葉はとても多いですね)

ビジネス場面で、「簡潔に」「わかりやすい」、説明が求められる場面、ありますよね?
持ち時間が決まっていたり、相手が上司やお客様で忙しそうな時など。。

そのような場面でも端的に、聞き手側がわかりやすいと感じる論理構成で話ができるようになるのが、このPREPです。
ですので、短いスピーチや、プレゼンテーションの場面では抜群に効果的な話法の一つで、よく使われます。

PREPの図解

図解すると、上図の通りです。

まず初めに来るのが、要点(主張)です。
「私が今から伝えたいことはこれです!」という要点を明確にします。
ここが要諦で、要点が不明確だと話の輪郭が伝わらなかったり、論点がずれてしまう、といったことが頻発します。

会議などでもそうですよね。
まず「本日の会議の目的趣旨は〇〇です」ということを伝えておくと、以降の説明が聞き手側も聞きやすくなります。

次に、その理由(Reason)。
なぜ、そのことを伝えたいのか。その理由が次に来ます。

加えて、その理由を補足する例示(Example)ですね。

最後に、まとめとして改めて主張、要点を伝えます。

これが、PREP法の基本的な論理構成です。
次は、具体的な使用例を見てみましょう。

PREPを使った例文(使用例)

P: 要点(主張)

中小企業診断士の資格は、サラリーマンがキャリアアップを図る上で、非常に有効なツールとなります。

R: 理由

その理由として次の4点を挙げ説明します。

1. 経営に関する幅広い知識とスキルが身につく

中小企業診断士の試験に向けて学習することで、経営戦略、財務会計、マーケティング、人事労務など、企業経営に必要な幅広い知識を体系的に習得できます。これらの知識は、どの企業に勤めていても役立つものであり、業務の質向上や新たな視点からの問題解決に繋がります。

2. キャリアアップのチャンスが広がる

多くの企業は、中小企業診断士の資格を有する社員を高く評価します。資格取得により、昇進や昇給に繋がる可能性が高まるだけでなく、より重要なプロジェクトに携わったり、経営層への登用を期待されたりするなど、キャリアアップのチャンスが大きく広がります。

3. 転職活動の有利な武器となる

中小企業診断士の資格は、転職活動において強力なアピールポイントとなります。特に、経営コンサルティングや経営企画といった専門性の高い職種への転職を検討している場合、資格の有無が合否を大きく左右することがあります。

4. 独立開業への道が開ける

中小企業診断士の資格を取得することで、独立して経営コンサルタントとして働く道が開けます。自分のスキルを活かして、中小企業の経営をサポートし、社会に貢献することができます。

E: 具体例

例えば、ある企業の営業担当者が中小企業診断士の資格を取得したとします。彼は、顧客企業の経営状況をより深く理解できるようになり、顧客の課題解決に貢献できるようになりました。その結果、顧客からの信頼を獲得し、大きな契約を獲得することに成功しました。

P: 要点(主張)

このように、中小企業診断士の資格は、サラリーマンがキャリアアップを図る上で、非常に有効なツールとなります。経営に関する幅広い知識とスキルを身につけることで、自身の成長に繋がり、企業への貢献度も高めることができます。

なぜ、PREPが重要なのか??

論理的思考、ロジカルシンキングを助けるこうしたフレームワークはすべてに通じますが、
やはりPREPも最大の効用は「限られた時間の中で、自分の伝えたいことを相手に正確に伝える」ことができる点だと思います。

何回も同じ説明をしたり(伝達ミス)、
説明に時間がかかったり(時間の無駄)、
結局理解してもらえなかったり(説得力不足)。。。

そのようなことが起こらないように、相手の思考や、自分の論点整理に役立つ考え方が、まさにこのPREP法です。

使用場面(ユースケース)

PREP法は、ビジネスシーンでは次のような場面で使うと効果を発揮します。(一例です)

  • 新規事業の提案
  • 顧客への商品・サービス提案
  • 予算の申請や承認
  • 上司への相談
  • 部下への指示
  • 会議でのプレゼンテーション
  • 顧客からのクレーム対応
  • 採用面接
  • 社内研修
  • 社内イベントの企画立案  などなど・・

    これらはほんの一例にすぎません。あらゆる場面で応用が可能な万能フレームワークです。

まとめ

PREPは、論理的思考や伝わるプレゼンテーションを助けるフレームワークの一つです。
是非、人と話をする際にPREPを意識して話をしてみてください。
きっと、伝わり方がかわってくるはず。

そのことが、明日の受注につながるかも。

また、DESC法やSTAR法と呼ばれる、別の有効なフレームワークもありますので、そちらは追々。。

いかがでしたか?
今回はPREPについてとりあげました。

次回は別のフレームワークについてもご紹介します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

渥美中小企業診断士事務所

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